電動アシスト自転車 歩道

電動アシスト自転車の歩道走行

電動アシスト自転車の初動加速というのは、もとより自転車の安全に直結しています。

 

というのは、
普通の自転車でなかでも子乗せ自転車の場合、一番危ないのが、漕ぎ出しのスピードが出ていない場合なのです。

 

自転車は、ある程度以上のスピードが出ないと、ふらついて倒れやすいものなのです。

 

2輪しかないのだからそりゃ当たり前なのです。
自転車自立の原理であるジャイロ効果というものは、ある程度の回転スピードがないと十分に働かないものなのです。ところが、電動アシスト自転車は、初速を電動モーターで後押ししてくれるので、漕ぎ出しのヒヤリが少ないのです。
こうしたところにも電動アシストの効用はあることは事実です。

 

ただそれは、乗り手にとっての話で、歩道上の歩行者にとっては 「わっ、ビックリ!」 のもとになっているのも事実です。
通常の歩行者は、無意識の物理法則に基づいて、あらゆるもののスピードを予測しています。
自転車は自転車の、歩行者は歩行者の このぐらいのスピードだな というのを前提に自分の行動を決定しているのです。

 

ところが、電動アシスト自転車は、その無意識の物理法則を大いに裏切るのです。
特に時速0〜10キロのレンジは、人力の倍のアシスト力がかかって、ちょっと意外なほどのスピードが出ます。
これが歩行者にとっての 「わっ、ビックリ!」との心情を生んでしまう訳なのです。
それを生まないように、加速を抑え気味にペダルは楽に踏んでいきましょう。

 

もとより歩行者のいる部分は歩道です。
そもそも歩道は、電動アシストが付いていようといまいと、徐行が義務づけられています。

 

電動アシスト自転車で歩道を走る際は、ゆっくり徐行運転でお願いします!

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